宇治市伊勢田町…
府外から転入してきた当初、この地名に不思議な感覚を覚えました。『伊勢』という地名は有名ですが、伊勢に田の付いた地名は初めて聞いたからです。三重の『お伊勢さん』と何か関係があるのかしら…、いやいやそれにしては遠すぎる…と思いつつ伊勢田という地名に少し慣れた頃、子供が『伊勢田小学校』に入学しました。そして、そこで聞いた教頭先生のお話で、思いがけず私の疑問は解消されたのです。「皆さんは、伊勢に田のつく伊勢田の地名の由来を御存知ですか?私はこちらの小学校に赴任してきて、なぜ伊勢に田がつく地名になったのか不思議に思い調べました。ずいぶん歴史は遡りますが、こちらの地方ではその昔、なんと伊勢神宮に納めるお米を作っていたらしいのです。そこから、このような地名になったということです。」というお話をされたのです。
こちらで生まれ育った方には幼い頃から馴染みのある地名なのでしょうが、ずいぶん由緒のある名前で驚きました。
そんな伊勢田町の中心に、『伊勢田小学校』があります。宇治市の小学校の多くがそうであるように、『伊勢田小学校』でも、一階東側の給食室近くに並んだ水道の蛇口をひねると、もちろんお茶が出ます。見たことがなかった私は、子供が入学して最初の授業参観の時、蛇口をひねりにいったものでした。
『伊勢田小学校』では、秋の参観で三年生から五年生が音楽発表をします。合唱や合奏で、参観に来た親達を楽しませてくれます。そして、六年生になると、「卒業発表会」に保護者を招待してくれます。全員での合奏や合唱はもちろんの事、自分達で考えた様々な発表、何人かでグループになり、とにかく一人にひとつ、何でもいいので発表するのです。ダンス・歌・得意な楽器・跳び箱・マット運動・漫才等々。中には大人数での喜劇もあり、吉本新喜劇並みに笑えたりします。
そんな『伊勢田小学校』ですが、最近児童数が減ってきています。以前は一学年3~4クラスでしたが、今は全ての学年が2クラスになっています。休み時間に校庭で遊んでいる児童もかなり少なく感じます。
でも最近、伊勢田町では新築の家がたくさん出来てきています。空地や田畑が造成され、久しぶりに通る道の風景がすっかり変わっていて、驚くことが増えました。それに伴い、ベビーカーを押したり、自転車に子供を乗せていたりする若いお母さんの姿を目にする機会も増えたような気がします。
伊勢田小学校の校庭が、以前のように元気に走り回る子供逹でいっぱいになる日も近いかもしれません。
関連記事
- お知らせ 2018年6月17日 賃貸で備え付けの家具や電化製品が故障した時は
- お知らせ 2018年5月17日 不動産の買取制度とは
- お知らせ 2018年5月17日 2人で契約と聞いていたのに子供のことを隠して契約された
- お知らせ 2018年5月17日 賃貸契約の際に住民票が必要なのは何故?
- お知らせ 2018年5月17日 購入したアパートに雨漏りがあり、費用は誰が負担しなければいけないでしょうか
- お知らせ 2023年4月23日 2023年4月に施行された「相隣関係」の改正について