創業者の精神とは株式会社メイクスの理念の解説書です。
社員全員で熟読して業務に取り組んでおります。
我社では毎朝、朝礼で輪読し所感を発表しております。


1-1はじめに

社員の皆さんは、メイクスを、働きやすい、働き甲斐のある、会社にしたいでしょう。
その為には、経営者が、「何を考え、何を求めているのか」を知る必要があります。
経営者は、自分の描いた理想の会社を創りたいと考えます。
その思いは経営者によって違います。
その思いを知り、共感し、実現する事が、自らの喜びとなれば、正に働き甲斐のある会社となるでしょう。
経営理念とは、そのような思いを社員の皆さんと共有する為に掲げたものです。
自分の言動が正しいのか?と迷ったときは必ず、経営理念に基づき判断して下さい。
また私が何を考え、何を求めているか?、を知りたいときは、いくらでも聞いて頂きたいと思います。
誰にとっても、自分の理想や夢や目標などを話すことは、とても楽しい事なのです。
スタッフの皆様が「理想とする会社」を生かし続けてくれる事を願っています。


1-2朝礼について

当社は、毎日朝礼をしています。
何の為なのでしょうか?
「経営理念に基づき、各自の業務に対する意欲を高める」ことが朝礼の目的です。
行動指針である「明るく・元気に・自ら・進化向上」を実行しましょう。
毎日のトレーニングは、一生懸命やるのと惰性でやるのとでは、効果は全く違います。
接客業は「表情」「服装」「身嗜み」「姿勢」などはとても大切です。
朝礼には万全の状態で参加しましょう。
朝礼は、「声の大きさ」や「話し方」のトレーニングにもなります。
毎日、テレビ局から取材が来ているつもりで、緊張感を持って取り組みましょう。
経営理念を共有し 目的を失わず 目標達成できる素晴らしい会社になりましょう。


2-1Never give up

私は中学生の頃、大病を患いました。
その治療は、痛く苦しく、辛い治療でした。
治療を拒否したら死んでしまう。
まだまだ、やりのこした事がある!
未来が欲しい!
病気を治したい!
諦めたら終わり 諦めない限り 生きている限り 可能性はある。
だから、決して諦めない!事が大切である。
それが「ネバーギブアップ」の精神でした。
仕事でも上手くいかない事があります。
辛く、辞めてしまいたいこともあります。
しかし決して諦めずに、チャレンジし続ければ、何時かチャンスが訪れます。
苦労して手に入れたもの程、喜びも大きいし価値を感じます。
人は自分の意思で、挑戦し続けられない時が必ず来ます。
自分の意思で、選択できる事は、大変に幸せな事なのです。
ネバーギブアップ、この気持ちこそがこの世界で成功をもたらす鍵なのです。


2-2生きた証を残す

私は、闘病時に同室の方が亡くなられていく現実に直面しました。
人間は何時か、必ず死ぬという事も、実感しました。
では、自分は何の為に生まれてきたのだろう、と生きる意味を考え続けました。
人が亡くなったら、その人とはそれ以後、会うことも話すことも出来ません。
しかし、その人の記憶は残り続けます。
大切なのは人の記憶にどのように残るかではないのか?と考えました。
だから生きているうちに少しでも沢山の方に良い記憶を残したい。
『生きた証を残したい』と考えました。
それが、私の生き方の原則かも知れません。
仕事では不動産という仕事を通じ、少しでも沢山の方に、良い記憶を残したいという事です。
私たちがお世話した不動産は、家屋なら何十年、土地なら半永久的に残るものです。
皆さんと共に、少しでも多くの方に良い記憶を残すために、仕事に励みたいと思います。


3-1お客様満足

不動産業務を、通じ少しでも沢山の方に、良い記憶を残したいという思いを実現する。
そのためには、「お客様満足」が必要です。
会社はお客様から、報酬を頂く事で、成り立つのです。
お客様の支持が、なければ存続できません。
私たちはお客様に選んで頂くために、会社や商品の良さを必死にPRします。
お客様は、数ある会社の中から[期待]を持って会社や商品を選択されます。
その期待に応えることにより、お客さまは満足され「あそこは良かった」と言われます。
他の方にも、同じ体験をして欲しい、また利用する時もあって欲しいと思いますので当社を紹介して頂けます。
悪かったら「あそこは悪かった」と言われます。
悪い事は良い事の、何倍ものスピードとパワーで広がります。
鼠算式に良い会社は、お客様がお客様を呼び繁栄し、悪い会社は、お客様から悪い評判が流れ、衰退します。
お客様満足を実現し、女神のサイクルを回して頂けるお客様を、より多く創造する事を使命としましょう!


3-2創造の喜び

makesはMake+Sの造語です。
「つくる」の複数形です。
即ち、makesの意味は「創造」です。
私は、生活の中で一番高額な買い物である不動産をお客様に提供している事に誇りを持っております。
自分がお手伝いした事により、お客様が満足して頂けたら、これほどの喜びは無いのです。
お客様は不動産の購入をする事により人生が変わります。
お客様は私達がいなかったら、その家を選択されていないかもしれません。
皆さんが、考え行動しお客様に提供する事が楽しければ、それがまさに「創造の喜び」です。


4-1夢の実現

私は、幼少の頃、古い借家の平屋の長屋に住んでいました。
小学生の頃には、不動産のチラシを見て購入する事にとても憧れていました。
大きな綺麗な家を持つことが夢でした。
子供心に、大きな家や、新築の家、2階建の家に住んでいる友達をうらやましく思っていました。
その為に漫画家・柔道選手・バイクレーサーなどになり成功したいと思っていました。
自分の得意なことで成功するという事はまさしく夢の実現となります。
生活の中で衣食住は必要不可欠なものです。
不動産は一般に人生最大の買物と言います。
家は豊かな暮らしの実現の為の器です。
お客様は愛する家族の幸せの為に家を買われます。
その夢の実現を私達は手伝わせて頂いています。
そのお手伝いが出来て、お客様に感謝される事がこの仕事をしていて最大の喜びだと思います。


4-2私達の夢の実現

私達はお客様の「夢の実現」の為に働いています。
私達の夢の実現は何なのでしょうか?
イチローや石川遼は素晴らしい能力を持っています。
大多数の人が素晴らしいと絶賛します。
その世界では私達が努力したからといってもかなわないと思います。
しかし、私達は彼らに全てが劣っている訳ではく、彼らの知らない事を知り、できない事も出来ます。
人に出来ないことが出来る、人が知らないことを知っているからプロなのです。
その能力が高いほど、その知識が多いほど、多くの人から支持を得ます。
多くの支持を得るという事は、多くの業務を依頼され、その対価も頂く訳ですから、多く稼げる人になります。
多く稼ぐ人は当然、地位や給料も高くなりますし、多くの人から尊敬や賞賛を頂けます。
私達は出来るだけ、たくさんのお客様から支持を得て、不動産業界のイチローや石川遼を目指しましょう。


5-1明るく元気に

「明るく元気な人」と話をしているだけで、自分も明るくなり元気が出ます。
同じ買うなら「明るく元気な人」からモノを買いたいと思います。
挨拶で、その人の印象は決まります。
まずは笑顔で、明るく元気に挨拶をする事からはじめましょう。
毎朝、出勤した第一声から、「明るく元気」に挨拶をする事を心がけましょう。
朝礼でも、常に明るく元気に発表する事を、心がけましょう。
人は誰でも、腹の立つことや心配事、悩み事はあります。
しかし、それでも明るく元気にできる方は、そのようなことを克服できる人間力のある方です。
そのような人間力のある方を、私は地位や年齢に関係なく[偉い方だなぁ]と尊敬します。


5-2信念を持って

信念とは、国語辞典では「固く信じて疑わない心」とあります。
自分が「間違いがない!」と思って貫き、実現の為に、神にも念ずる気持ちで取り組むことだと思います。
自分が間違っていると思う事には、神にも念ずる気持ちで取り組むことはできません。
信念は持てないのです。
「理念とは「理想の信念」です。
私も理念を読むと、元気が出る時もあれば、胸がいたい時があります。
それは、理念に励まされ、理念に叱られているのです。
「まだまだ努力不足だなぁ」と感じるのです。
当社の理念は確かに私が創ったのですが、公表した時より私の手元を離れ神の声になったように感じます。
唱和の時、元気が出る時や胸がいたい時があれば、真のメイクスの一員です。
理念を儀礼的に唱和するのではなく、ひとつひとつの言葉の意味を常に自分自身に問いかけましょう。
「当社はこのような思いで業務を行っています!」
「私達はこのようにお客様の役に立つ業務を行っています!」と胸を張って理念を語れるようになりましょう!


6-1進化向上

氷河期がきた時、多くの生物が絶滅しました。
生物は生死を繰り返し、新たな環境に適合したものが、生き残り進化してきました。
企業は顧客から支持を得ないものから、倒産や廃業せざるを得なくなります。
個人も企業に適合しないものは退職せざるを得ませんし、適合できる職場がなければ就職もできません。
進化とは眼に見える変化です。
周りに認められるような能力を身に付けることです。
他者にはできないような能力、又は他者より優秀な能力があれば優遇され支持されます。
また、進化向上とは一朝一夕にできるものではありません。
私たちは、日々たゆまぬ努力を積み重ねて、個人の能力を進化向上し、会社を進化向上させ続けましょう!


6-2選手の能力は監督を超える

経営者・経営幹部など、リーダーの仕事は
[決断]し、[方法]を考え、[指示命令]を出し、チーム全員に「徹底」することです。
野球やサッカーの監督やキャプテンも同じです。
会社も野球やサッカーも一人では出来ません。
プロの選手は監督よりも能力があります。
監督はその選手を使っていかに勝つか?を考え実行させます。
選手は監督に能力を認められ、ポジションを与えられ、指示や命令に従い成果をあげます。
そう考えれば社員さんの目標は明確になります。
それは自己の能力の向上です。
監督を超え、他の選手を上回る能力を身につける事です。
与えられた仕事は、誰よりも上手くなろうと取り組む事です。
ヤル気スイッチを自らONにして、常に自己の能力向上の為に、努力し続けられる人になりましょう。


7-1

地域一番店になる!

メイクスから徒歩10分以内にお住まいの方は、1万人近くおられます。
私たちが何かを買う時、一番近くの店をまずは候補にするでしょう。
そして品揃えが豊富、365日年中無休、情報や知識が豊富、店舗に入りやすいなど色んな条件も判断します。
しかし、どんなに条件が良くても遠ければ、よっぽどの良さがない限り利用されません。
地元だからこそ知っていること、解ることも沢山あります。
戦国時代でいえば、店舗はお城で市場は領土のようなものです。
その領土を広げましょう!
お城である店舗を常に最高の状態にし、お客様が来られたら [良いお店だ!] と実感して頂きましょう。
近くにお住まいの方には、他社には負けない営業活動を徹底して実施しましょう。


7-2365日年中無休

平成24年1月からメイクスは「365日年中無休」としました。
コンビニエンスストアやファミリーレストランなどと同じで私たちはサービス業です。
飲食店は勿論のこと、最近は中古車業界なども365日年中無休になってきています。
私達も市場環境に対応しなくてはいけません。
私たちの休みを削って年末年始も仕事をするのではありません。
交代制でスタッフの皆さんも休んで頂かなくてはいけません。
誰の担当でも何の用事で来られてもお客様の対応ができなくてはいけません。
ですから、お客様の情報共有は非常に大切です。
常に来店されたお客様と名刺交換や挨拶をする事を心がけ、顔と名前を覚えましょう。
どのような御用件で来れれているかも把握しましょう。


8-1リサーチ・プラン

「お客様が何を求めているか、常に最大の努力で調査研究し創造します。」
お客さまが何を求めているかは、お客様に聞けば解ります。
私達が取引させていただくお客さまは、1日に何十人も何百人もおられる訳ではありません。
ですから、眼の前におられるお客さまの質問や何気ない一言に「私たちが何をすべきか?」の答えがあります。
お客様の話や相談を良く聞き、何を求められているのかをまず知る事が大切なのです。
お客様は私たちにも解らないことも質問されます。
自信の無い事は、調査、確認してから回答します。
そうすると、今まで知らなかったことがわかるようになります。
まずは、お客様の質問やご意見に耳を傾けましょう。
お客様が「質問されたこと」「頼まれたこと」が、実は私達が一番知りたい事なのです。
お客様の質問や依頼事、意見を「共有・対応・周知」していく事が、私たちの一番のリサーチ&プランの方法です。


8-2アプローチ

不動産を売るのではなく、お客様の役に立つ情報や知識を提供します。
お客様は不動産を購入するとき、ほぼ同じ質問をされます。
「いくら位頭金がいるの?」
「物件価格以外に必要な費用は?」
「返済金額はいくら位?」
「小学校区は何処?」
お客様は確認しないと意識決定できない事が必ずあります。
また、私達も確認しておかなくては、お客さまにご迷惑をかけることがあります。
私たちはお客さまに「不動産を売る」のではないのです。
お客様の意思決定に必要な情報や知識を私たちが提供し「お客様が買われる」のです。
「より多くののお客様」に「より多くの、新しい情報と正しい知識」を提供しましょう!


9-1ロージング

ク お客様の信頼を獲得し安心と喜びをお約束します。
私達はお客さまが物件を気に入られたら、買付証明を書いてもらいます。
お客様が不動産購入に対して意思決定をされた時です。
その時に「クロージング」という言葉を使います。
そんな時お客さまは
「もっと良い物件があるのでは?」
「この店で買って良いのか?」
「この担当者から買って良いのか?」
[返済できるのか?」
「お金は足りるのか?」
「借入できるのか?」
お客様は色々なことで悩まれます。
ですから、私たちの仕事はお客様が何を悩まれているのかを聞き、解決する事です。
成約数の良い人程、お客様の不安を取り除き、信頼を沢山獲得します。
申込書を書いてから契約まで、お客様は再度、色々な心配をされます。
他の人に聞いたり、本を読んだり、色々と悩まれます。
それでも、担当者や、我社を信じて契約をしに来られます。
当社は、そのようなお客様の「信頼」を裏切りたくはありませんね。


9-2アフターフォロー

当社を選んで頂いたお客様に感謝し期待にこたえ続けます。
当社だけが不動産会社ではありません、他にいくらでもあります。
何故、私達から買っていただいたのでしょうか?
物件が良かった、知り合いの紹介、担当者が気に入った、色々あると思います。
しかし大切なのは、結果、当社を選んで頂いた事実です。
そして、その期待を背負っています。
私達の使命は「そのお客様の期待にこたえ続ける」という事です。
「ご契約後も不動産の事なら何でも相談して下さい」という約束を果たさなくてはなりません。
家を買われたお客様は、新築なら30年以上はその家に住むという決断をされて購入されます。
私達はこの社会に存続しなければならない使命があるのです。
当社が利益を上げていかなければならない理由もそこにあります。


10-1目標を達成する!という決意

私達は目標をたてますが、やりたい!やらねばならない!という気持ちを持ち続けることが一番難しいと思います。
目標をたてるとこうして達成するという方法を考えます。
そしてその方法を頼りに必死に努力します。
しかしその方法で上手くいかないと途方にくれてしまいます。
努力することに疲れて、達成しなくてもいいやと心の中で思ってしまいます。
新たな方法を考える事もせず、内心達成しないことを解っていながらなんとかなるさと開き直ってしまいます。
方法はいくらでもあります。
やりたい!、やらねばならない!という気持ちを持ち続ければ必ず方法はあります。
達成するのだという強い意志と、常にその方法を考え続ける事が、目標達成において一番大切です。
会議は、その方法論を皆で協議したり決議したりする場です。
皆で一致団結し目標を達成しましょう!


10-2どうすれば成績は上がる?

成績は、契約する 単価 × 件数 ですから、単価を上げるか件数を増やすしかありません。
単価を上げる為に、仲介手数料をたくさん貰うとか、出来るだけ高額な物を売るという事ではありません。
契約して頂けるという事は、数ある不動産会社の中から他社を断り、当社をご指名頂くという事です。
私たちはお客様から感謝され[あなたから買って良かった]と言って頂く為に業務をしています。
私達は広い業務範囲を生かして、追加工事や保険の加入をなど、一人のお客様から沢山お仕事を頂きましょう。
また契約件数は、商談件数×成約率ですから、商談件数を増やすか成約率を上げるしかありません。
DM TEL 訪問など、お客様との接触を高めて、商談する件数を増やす努力をする事。
自分の能力を高めて成約率を高める事。
この2つの努力が営業には必要となります。
数字をあげる仕組みは、非常にシンプルなものである事を理解して、行動に専念しましょう。


11-1目標を自己管理しよう

目標を達成する為には、目標に対して「自己管理」が不可欠です。
ゴルフでも、野球でも1回ずつスコアを記載していきます。
上級者ほど細かく詳細に記載します。
やりたい!やらねばならない!という強い意志は一番大切です。
それを継続するためには、こうすれば達成するのだ!という方法論を常に持つことが大切です。
その為には、成績を管理するためのスコアブックが必要です。
自分の何処が良くて、何が足らず、何が重要かを常にチェックし続ける事が必要です。
会社でも色々な数字を管理します。
その数字から色んな事が読み取れます。
皆さんは、それを会社の決まりだから行うのではなく、いかに参考にして結果を出すかが大切です。
自分に役立つ数字は、会社に提案し、個人でも自己管理して、分析し、結果に結びつけましょう!


11-2チェックの大切さ

一般的に管理には PDCAという手法が使われています。
Pはプランで計画 Dはdoで行動 Cはチェックで確認 Aはアクションで再計画と考えます。
PDCAとは、目標を達成する為の行動計画を管理する事です。
目標をたてた時、こうやって達成するという行動計画をたてる訳です。
その行動計画で必ずしも達成するとは限りませんし、もっと良い方法を知ったり、思いつくかも知れません。
大切なのは[約束した期日までに目標を達成]、する事です。
従ってプランは仮説でも良いのです。
常に良い方法を考え、実験を繰り返せば必ず目標は達成します。
大切なのはプランそのものを実行し、結果を確認し、更に効果的な方法に進化向上していく事です。
会議をするのも、より多くの人で方法論を協議し、良いプランをたてる為なのです。


12-1偉人

まだ、当社も創業間もない頃の話です
中古でとても、汚れた住宅を買い、リフォーム後に販売しようとしていました。
ある不動産会社の営業の方がすぐ案内したいというのです。
リフォーム後でないとお客様にみせられない!と言っても
売れてしまったら困るので!、と案内を一生懸命に希望されるので、その根気に負けて鍵を渡しました。
案内の時間が近づいてきて、掃除だけでもしようと物件に行くと、
彼は既に来ており、Tシャツ姿で汗だくになり必死に雑巾がけをしていました。
「お客様を案内するので少しでも奇麗にさせて頂こうと思いまして」と彼は言うのです。
しばらくするとお客様も来られて、その姿に感激され、契約の時もその時の事を話されていました。
当社も、この様な営業マンを雇える会社になろうと決意し、その営業マンは当社の伝説となりました。


12-2人の倍仕事をする人

人の倍稼いで下さいというと、人の「倍の時間」働こうとする人がいますが、それは違います。
私が営業マン時代に、預かっているマンションの立会に行った時の事です。
そのマンションへ約束の時間より少しはやくつくと、彼は既に来ていて、集合ポストにチラシを投函していました。
その当時、私にはその様な発想が無く、営業マンとして「負けた!」と思いました。
また私は学生時代、宅配のバイトをしていました。
1日どうしても休まなくてはいけなくなり2日分を1日で配った事があります。
配達個数は倍になっても配達する地域が変わらなければ、走る距離はそんなに変わりません。
確かにいつもよりははやく出て、遅く帰った訳ですが[倍の仕事]は可能だと痛感しました。
営業とは、実際にやり方は幾通りもあり、創意工夫しだいで結果は変わります。
人の倍、仕事をするというのは、効率性を高める創意工夫を常に行い続けて下さいという事です。


13-1

嬉しい事

私が営業マン時代の話ですが、賃貸物件をお探しの新婚さんがいらっしゃいました。
家賃に共益費、ガレージ台を入れると10万円近くの賃貸物件をお探しでした。
年収は400万円近くあり、勤務年数も3年を超えていた為、
不思議に思い「何故?購入されないのですか?」
とお聞きすると「お金も無いしそんな高いもの買える訳がありませんよ」と言われるのです。
私は借入可能額を算出し、月々の支払額を伝えました。
その物件は賃貸で借りるより、便利で大きな間取りでしたから、お客様はビックリされました。
結局お客様は購入され、数年ぶりにお会いして
「野川さんのお蔭で家を持てた」と言って頂き
私はこの仕事をしていて本当に良かったなぁとつくづく思いました。
皆さんにもそのような、嬉しい体験を数多く、体験して頂きたいと思います。


13-2無知の壁

当社にあった軽トラは[クラッチ]を踏まないとエンジンがかけられません。
はじめて乗られる方は、エンジンをかける事ができません。
たったこれだけの「知識」が無い為に車は全く動かないのです。
仕事にも同様の事がたくさんあります。
「知識」がある人にはあたり前の事が、無い人には大きな壁となるのです。
成績が上がらないという事も同様だと思います。
何か知識が足りないのだと思います。
成績が優秀な方は、成績を上げる為の知識が豊富なのだと思います。
私たちはそういう知識を社員全員で共有し合って、優秀な成績を上げられる集団となりましょう。


14-1営業の心得

(1)パンフレットや資料が整っているので、お客様に即座に商品をしっかりと説明できる。
(2)商品・自社・自分に「自信」を持っている。
(3)商談のあと必ず、次回面談日の約束をしてその約束を守る。
(4)「買って頂ければ私は嬉しい」という気持ちをお客さまに伝える。
(5)[お客さまの話を聞く」ことが大切です。お客さまの要望を理解する。
(6)お客様の不安を、私たちが持っている「情報と知識」で取り除く。
(7)商売とはお客さまに「価値」を提供し、それに見合った「報酬」を頂く事。
(8)お金には関係ないことのほうが、お客さまの「満足」や「不満」を生む。


14-2営業とは人脈づくり

私たちは自動販売機ではありません。
自動販売機は正確に商品を販売してくれます。
24時間の長時間営業です。
お客さまに失礼な態度はとりません。
お客さまに必要以上の期待も与えない為に、お客様が残念がるという事もありません。
しかし、自動販売機は相手の感情に合わせて話したり、表情を変えたりしません。
自動販売機には友達はできません。
つまり、人脈ができません。
私たちは「人」に商品を売り「人」から報酬を頂く訳ですから
「人」を味方につけなければ営業できません。
「彼は熱心だ」
「彼は礼儀正しい」
「彼は気が利く」
「彼は元気だ」
「彼は明るい」
「彼は誠実だ」
と思われることは知識や経験がなくてもできます。
私たちは、自分を信頼して応援してくれる「人脈」をつくり、増やしましょう!


15-1仲介とは

仲介とは国語辞典によると
「直接話し合うことの困難な両者の間に入って話をまとめること」とあります。
高額で幅広い知識が必要な不動産を、専門家に依頼せず取引する事は、とても危険な行為だと思います。
ですから私たちが取引に介在して、トラブルを防いだり解決したりする事が、本来の業務なのです。
お客様の出される要望や条件は、全て遂行すればよいというものではありません。
従って私達は、お客様の言いなりでは業務は遂行できません。
お客様の要望を相手側に交渉する前に、仲介者である我々が一度吟味する事が必要です。
お客様にしっかりと我々の知識や情報を伝え、理解して頂き正しい選択をして頂く事が大切です。
伝え方ひとつで、交渉が上手く行くこともあれば失敗することもあります。
お客様に納得する選択をして頂き、より多くのお客様に満足して頂ける、結果を出しましょう!


15-2トラブル防止

不動産の契約には様々な危険が含まれています。例えば次のような事は大変危険な行為です。
① 超過債務の売主に手付けを渡す。
② 中間省略において、謄本上の所有者と売主との権利関係の事実が解らない。
③ 隣地境界を所有者の説明のみで買主に説明する。
④ 売主の担当者だからと、買主の自己資金や年収等を把握していないのに契約する。
⑤ 瑕疵担保責任についての説明を、売主にも買主にも充分にしていない。
⑥ 地盤の状況・地下の埋設物は調査が徹底できない。
営業ですから成約することに全力で取り組みますが、いざ契約となれば、安全な取引の遂行と問題が起こった場合の解決が仲介の仕事となります。


16-1トラブル解決(営業部門)

私達の仕事は「いかにトラブルを未然に防ぎ、また起きた時にいかに上手く解決できるか?」を問われます。
トラブルの最中は、本当に当事者は気分が悪いものです。
早く解決したいと思っているのにそのきっかけや方法がつかめないのです。
仲介役は適正なものさしを持ち、お互いの妥協点を見つけて欲しいのです。
お互いに譲り合わないとトラブルは解決しません。
譲り合った部分を互いに認めて頂き、納得して頂かなくては解決策にたどりつきません。
私達には適切な判断力・説得力など人間関係修復能力、いえ、人間性が問われる時です。
お客様の役に立つチャンスと真剣に考え、悩み、トラブル解決対応に挑んで下さい。
自分の能力を発揮する時だとか、信用・信頼を手にいれる為のチャンスと考えて下さい。


16-2クレーム・建築

良い会社や優秀な人は、クレームは少ないしミスも少ないと思います。
怠慢や手抜き工事で起こったミスやクレームは、会社の致命傷になります。
大きな信頼を失う事になります。充分反省すべき事です。
しかし、ゼロにはできません。不注意から起こる事が多いですが、不慮・不過失で起こる事もあります。
お客様からお叱りを受けたら、金銭的な事を考える前に、お客様の「話」をよく聞き理解してください。
そして、お客様が「なるほど」と納得するような対応をすれば信頼を得る事ができます。
大切なのはクレームの原因の究明と改善策を出す事だと思います。
人類は過去の歴史において沢山の問題を解決し進化向上を繰り返し、空を飛び、月へも行けるようになったのです。
大切なのは、問題・逆境・障害、クレームが起きた時、何を考え、何を話し、何を行動したかなのです。


17-1リスク管理

不動産の価値は金額だけではわかりません。
家を買ったが、建築中や、引渡し後に業者が倒産する事など、まれな事ではありません。
また、いくら丈夫な建物を建てても、地盤沈下が起こればどうしようもありません。
仲介物件などで売主の調査はしっかりとできません。
クレームに対する対応も各社さまざまです。
新築でも中古でも売主の義務を当社も判断できますが、
相手側が倒産や破産した場合、[権利]は主張できても実施して頂く事が困難な事があります。
当社は[供託金][JIOの瑕疵保険]は当然として[宅建士賠償保険][火災保険][家賃保証]など
第三者保証や保険に加入し、用意して、お客様に最悪の状態を回避して頂く為に万全を尽くしています。
お客様にはその事をしっかり理解してもらう必要があります。


17-2宅地建物取引士

宅地建物取引士の資格がなければ、お客様に重要事項説明書や契約書の説明はできません。
物件の紹介やお手伝いはできても「免許」を持たない者だけでは「契約」は出来ないのです。
一般の方は不動産を常に取り引きしている訳ではありませんから、情報や知識が豊富ではありません。
ひとつ判断を間違うと、大変な事になる事の自覚も、お持ちではありません。
不動産会社を介さないで取引するのは、大変危険な行為だと思います。
非常に高額で大きな危険を含んでいる取引を、私達は任されている訳です。
契約書や重要事項説明書に書かれている事は、最低限の約束事です。
免許を取得すると重要事項説明書や契約書に、自分の印鑑を「間違いありません」と押す事になります。
その判子を押す時、大きなプレッシャーを感じます。そのプレッシャーが自分の能力を更に大きく高(たか)めます。


18-1社内営業

私は営業マン時代、優秀な営業マンになる為には社内営業が大切である事を学びました。
会社の人間は同じ目的・目標の為に仕事をしているし、毎日家族以上の時間を過ごしています。
その仲間達から信頼されないのに、お客様に喜んでいただくサービスを提供できるでしょうか?
上司や仲間から頼まれた用事は快く引き受け、出来るだけ速くに仕上げました。
こうした方がいいなという事は工夫し、自分の業務のスキルを認めてくれる人を増やしていくのです。
あいつは良く働く、あいつは良く知っている。あいつはよくできる。あいつは営業が上手だ。
お客様の信頼を得るにはまず、社内から信頼されていなかったらできません。
頑張って仕事をしていると褒められます。それが嬉しくて頑張っていると更に認めてもらえるのです。
そしてもっと売れる立場を与えられます。


18-2ナンバーワンを目指そう

日本一高い山は? 富士山 日本一広い湖は? 琵琶湖
では2番目に高い山、広い湖は何処でしょうか?
旅行先でこの辺で一番旨いラーメン屋は何処ですか?と聞くが2番目を聞くでしょうか?
プロゴルフトーナメント、日本オープンの 1位賞金は4000万円 2位賞金は1870万円です。
1位の選手は2位の選手の2倍以上の労働をしたのではなく、1打少ないスコアでプレーしただけなのです。
1位と2位の差はほんの僅かな差です。
しかし、その知名度や恩恵は全く違います。
1位になる人は1位になる事を決意しその為の方法を考え、それを実践し、諦めずに続けた人達です。
はじめは小さな地域、小さな組織の一番でも、少しずつ実績を積み重ねて日本一や世界一になる事も可能です。
どうせ何かやるなら1位・最強・優勝にこだわり、それを目指して頑張り続けましょう!


19-1経営者の気持ち

経営者は幸せになりたいと望んでいます。
社員さんにも幸せになって欲しいと望んでいます。
私も、会社員を経験していますから、休みがもっと欲しい、給料は高い方が良い、色々な希望はありました。
皆さんの希望が叶う会社にしたいと心から思っています。
しかし、会社の業績が良くないと経営者は幸せになれません。
当然、社員さんも幸せにできません。
経営者は会社の全ての責任を負っています。
個人の人生の全てをかけているといっても言い過ぎではありません。
会社の倒産が個人の崩壊につながるという恐怖と戦っています。
休日でも、気の休まる時はありません。
会社を良くしよう!と一生懸命に考えて努力し悩み、落ち込み、それだけに人生をかけているのです。
そんな私に 会社を良くしよう!と全体最適で考えて提案してくれる社員さんがいます。
こんな人にこそ、私は給料を増やしてあげたい!大切にしたい!と思います。


19-2アドバイス

自分の長所や欠点は、意外に自分では気づかない事が多いです。
他人のミスや欠点はよく気づきます。
しかしそれを相手に告げるのは大変疲れます。
嫌な顔をされたり、反発されたりすると自分の言い方に問題があったのか?と自己嫌悪に陥る事もあります。
本当は、言わない方が楽です。
しかし、何とか成長して欲しいと願いを込めて注意します。
その人が成長してくれる事は、会社が成長する事であり、社員さん全員が幸せになるからです。
心理学では好きの反対は無関心と言われます。
社員さん同士でも、互いに相手の幸せを願い、アドバイスする事を惜しんではいけません
当然言い方やタイミングなど、気をつけなくてはいけない事や、相手の性格も考慮しなければいけません。
アドバイスは、社員全員で行い合う事が、進化向上の一番の方法だと思います。
善意は必ず届きます!


20-1楽と楽しい

楽と楽しいは、同じ字を使います。私たちは混同して考える事があります。
スポーツは決して楽ではありませんね。
どちらかというと、苦労があった方が楽しいのではないでしょうか?
さらに、苦労に苦労を重ねて勝負に勝ったら、涙を流すくらい嬉しいですね。
野球はスポーツですがプロ野球選手には仕事です。
プロ野球選手は、スター選手と2軍落ちになる方の給料は全然違います。
そういう厳しい職場で必死に努力せず、楽に生きていけるのでしょうか?
私達は、生活をかけて、人生を費やして働いています。
我々もスポーツ界以上に仕事に高い目標を持ち、人々に賞賛され
成功すれば涙を流すほどうれしい気持ちになるほど、
必死に努力に努力を重ねて、頑張って目標を達成し皆で祝杯を上げましょう!


20-2頭脳管理者

私は社員さんにも給料をもらうために働くサラリーマンではなく、仕事ができるビジネスマンになって頂きたい。
会社の姿勢を理解し、お客様に選ばれ、成果をあげることのできるビジネスマンです。
私達は肉体を酷使する肉体労働者ではありません。
頭脳を使う頭脳労働者です。
私達は更に組織力を生かせる頭脳管理者を目指しましょう!
肉体で人の2倍の成果をあげる人はスーパーマンです。
しかし、頭脳管理者は10倍の成果をあげる事ができます。
成果をあげる10名の会社が、100名の会社を上回る事ができます。
皆さんが本気で仕事に取組めば、必ず目標を達成し成果を上げる事が出来ます。
成功していると職場は楽しく、お客様の喜びは本当に嬉しいものである事を実感できます。


21-1ひとりのお客さまを大切に

スーパーには1日に何百人ものお客様が来られます。
私達は不動産という高額なものを扱っていますので、他の職業ほど、多くのお客様の接客をしません。
本来なら、ホテルやキャビンアテンダント以上の接客ができるのです。
お客様がいらっしゃる時、皆さんはどのような仕事をしていますか?
店にいる全員がそのお客様と商談をしましょう!というのではありません。
お茶出し 書類のコピー 資料の準備 電話の取次、トイレの案内、子供さんのお相手など
全ての社員さんで、お客様が必要とされている事を察して行動しましょう!
契約額や来店数を一朝一夕で増やす事は難しいかもしれませんが、接客を良くするのは今すぐ始められます。
宇治市の不動産会社の中ではメイクスの接客が一番だ!と、言われる会社になりましょう!


21-2お客様は何処にいる?

私たちのお客さまは人です。
私達の仕事はとても身近です。
大きな買い物ですが、誰でも「欲しい・買いたい」と思っている物です。
お取引先も同級生も、近所の方も、友達も、親も兄弟も親戚も街角で出会う人も、すべてお客さまになります。
また、身近な人が当社から買わないと言うのは、本当に問題です。
スーパーでは、働いているパートさんがその店から買わない店は、絶対に流行りません。
商品や金額、取り組み姿勢、考え方を現実に見ている方がその店を選ばないのに、流行る訳はありません。
社員全員が、こんなに良い会社からなぜ買って頂けないのか、不思議だと思える位の業務を遂行し続けましょう。
身近な方から口コミでも、その業務遂行の能力の素晴らしさは、評価され支持されます。


22-1報連相

ナレッジマネージメントとは、
個人の持つ知識や情報を組織全体で共有し、
有効に活用することで業績を上げようという経営手法です。
当社では毎日、ブログやFacebookインターネットを使って、情報を共有する仕組みがあります。
報告や連絡は伝達です。
ツールを使って正確さと速さを追求しましょう。
あなたが担当するお客様は会社のお客さまです。
従って一人の能力でやりきろうなど考えてはいけません。
会社の持っている情報や知識を駆使し、上司や部下の協力を最大限得て、最高の結果を出しましょう。
それが担当の仕事です。その為には相談するという事が大変重要な事となります。
「報連相を一所懸命している人」は仕事に対しても一所懸命だと評価されます。
あなたに報連相ができる相手がたくさんいるという事は、多くの方から信頼されている証です!


22-2相談こそが進化向上の証

新人の頃はわからない事ばかりですから、相談しないと業務ができません。
懸命に上司に相談します。
しかし慣れてくると「自分ひとりの力でやろう」と考えて相談が減る傾向があると思います。
本人は相談しなくて良くなったら一人前になったつもりになりますが、それは逆に新しいこと、難しいことにチャレンジしなくなった。
又は、もっと深く業務を理解しようとか、改善しようという気持ちが薄れてきたのではないかと考えます。
進化向上を皆でする為には[相談]を開示し、会議で提案するなどして情報共有をしましょう
1人の経験を2人3人と共有する事により、2倍3倍と経験値が増えて、短期間で優秀な組織が形成できます。
私も相談を受けると [なるほど、そこまで理解してきたか!] と その人のスキルが判断できます。
新しい業務をお願いするきっかけにもなるのです。


23-1事実と確信

お客さまにただ売りたい為だけに、自社や自分が素晴らしいとアピールしても駄目です。
事実でなければそれは嘘になり、逆に信用を失いお客さまの支持を得られなくなります。
当社には
「センチュリー21の加盟店」
「理念経営」
「365日年中無休」
「幅広い業務内容」
など多くの強みがあります。
その事実の素晴らしさが、いかにお客様にとって有益であるかを理解し確信しましょう。
当社に来られるお客様に、それを伝えれば、自然に皆さん当社を選んで頂けるでしょう!
更に、選んで頂いたお客様は、その仕事の内容を、満足をされ、事実として知る事になります!
そして、自分の知人に伝えてくれます。「あそこはいいよ!」と。
お客さまに、胸を張って伝えられる事実、を実行しましょう。
そして、その事実を確信し、多くのお客様に知って頂きましょう!


23-2業績UP

自社の強みを知り、弱みを改善し良い会社になり、その良さを効果的にお客さまに伝えれば売上は上がります。
そして大切なポイントは何を[選択]し何に[集中]するかという戦略を考える事です。
売上高5億円で仕入高が4億円とすると粗利益は1億円です。
仕入高4億円の5%は2000万円です。
2000万円の粗利益を稼ぐためには利益率20%でも1億円の売上が必要です。
また毎月700万円、年間8400万円の固定費を使っているとします。
5%は月35万円、年間420万円です。
固定費とは何年も継続して必要ですから10年で4200万円にもなります。
粗利益が増える。固定費が削減されるという事は、全て経常利益に直接影響を与えます。
変動費削減、固定費削減 売上アップを徹底的に実行し業績の良い会社になりましょう!
業績が良くなれば社員さんは勿論、お客様にも還元でき更に支持される会社になります。


24-1神に願う気持ち

私達は創業以来、毎年社員さんと一緒に初詣に出かけます。
私は大病の経験もあります。
その時神様に助けて頂いたという気持ちを、感じた事があります。
何かを成し遂げようとした時、何かを信じ、無我夢中で努力しなければ、乗りきれない時があります。
「神様が助けてくれる」と思えなければ、到底、我慢できないような状況になる時があります。
生老病死は人間の力で解決できる事でもありませんし、奇跡と呼ばれるような出来事もそうです。
でも、多くの人は「奇跡」が起こった時、「神様」の言葉を口にします。
宝くじも買わなくては当りません。
奇跡も願わなくては感じません。
1年に1度は全社員が会社の為に、会社の目標達成の為に願ってほしいと思っています。
私は1日1日を真剣に、神にも願うような気持ちで祈り努力すれば、必ず成功すると信じます。


24-2神様は観ている

人間の心の中には「善と悪」「強さと弱さ」「肯定と否定」「好きと嫌い」「美しさと醜さ」と相対する気持ちがあります。
自分の心の中に神の存在を持っている人は悪い事を許せません。
弱さを捨てて強くなれます。
否定的に物事を捉えず肯定的に積極的に行動できます。
好きな人が増えてきます。
美しく感じるものが増えてきます。
人は「正しい」と思っている時は、「神が味方」と思えるのです。
神を信じない人でも神を敵にする勇気は無いのです。
悪い事をすれば落ち込むのは、きっと、自分自身の中に神様を存在させているからでしょう。
頑張って、努力して、人に喜んで頂き、尊敬され、感謝される事が嬉しいのは、きっと心の中の神様に認められたいのでしょう。
夢は自分自身の中の神様に認められないと、かなわないと思います。


25-1成功者になろう

・自分の考えた通りの人生になる。夢や目標を必ず持ち、その意思や自信の強さの違いが成否を分ける
・成功とは前もって価値ある目標を自ら設定して、段階を追って実現していく事である。
・目標に向かって歩みだした時、すでに成功者への道を歩み始めた事になる。
・天は選ばれた者には必ず試練を与える。良い時は誰でも強い、逆境の時に強くなれる事が大切である。
・成功者は消極的で否定的なセルフイメージを、常に積極的で肯定的なセルフイメージに変える。
・常に「これで間違いない」という独創的なアイデアを持ち、常にそのアイデアを進化向上させている。
・悪い習慣があれば自ら修正し、チャンスには迷わずにチャレンジする。
・成功者はコミュニケーションの達人である、人格は見抜かれる。
・「あなたの役に立ちたい」「あなたの為に頑張っている」という気持ちが大切である。


25-2可能思考

自分に[できる]と自信を持つことができる人は、成功者となります。
逆に[できない]と考える方は、出来る能力が例えあっても成功することはできません。
私たちが、目標を持ち、何かに挑戦しようとする時、必ず逆境や障害が現れます。
傷つき、落ち込み、自信を失い、投げ出したい気持ちになる事は、誰にでもある事なのです。
大切なのはそんな時にその逆境、障害に立ち向かい、自分は乗り越えられると思いきることです。
乗り越える方法は自分がまだ知らないだけです。その方法は必ずあると求め続ける事が大切です。
その方法を見つけ出し、逆境、障害をバネにして乗り越えた人は成功者となります。
多くの体験談がそうであるように、いかに乗り越えたのかという方法は、成功の秘訣として語られます。
私たちも逆境、障害に立ち向かい乗り越え、成功者の集団となりましょう。


26-1業績

売上=数量×単価です。
売上を増やすという事は、より多くのお客さまに、より多くの業務を、させて頂く事です。
売上が増えたという事は、当社が今まで以上に、お客さまから、支持を頂いた証です。
粗利益=売上-仕入です。原価1万円のモノを1万円で売っても粗利益は生まれません。
仕入を押さえて、お客様から支持して頂く金額でいかに提供できるかが、大切となります。
経常利益=粗利益-固定費です。
私たちが業務を続ける上で必要な、給料も広告費用も光熱費やガソリン代など売上が上がらなくても必要な費用を、固定費と言います。
固定費も粗利益がなければ支払えません。
従って必要とする粗利益をいかに稼ぐかが、会社の存続の条件であるといっても、過言ではありません。
経常利益が+の会社を黒字会社、-の会社を赤字会社と言います。
赤字が継続すると自己資本は減り続け、最終的には倒産してしまいます。
黒字が継続すると会社の自己資本を増やし続け強い会社に成長します。


26-2速い営業マンになろう!

仕事が速い営業マンは今週契約します。
遅い営業マンは今週契約できません。
速い営業マンは次週また決めます。
遅い営業マンはまだ追客して仕事をしている気になっています。
速い営業マンは月に4件契約できますが、遅い営業マンは1件もできません。
速い営業マンは1回のアポイントで、遅い営業マンの4倍はお客様に説明し正確な情報を伝えます。
速い営業マンは聞いた仕事をその場で処理します。
遅い営業マンは仕事が遅い理由を他人のせいにします。
速い営業マンは頼んだ仕事の催促が厳しい。遅い営業マンは頼んだ時点でその業務が終わった気になっています。
速い営業マンはチェックを怠りません。
遅い営業マンは、間違いや忘れ物ばかりしてやり直しばかりしています。
速い営業マンは勉強熱心でお客様に即答できます。
遅い営業マンは即答できる知識や経験もありません。
速い営業マンの方が幸せになるのは言うまでもありません。
私達は速い営業マンを目指しましょう!


27-1Value UP

私たちは報酬を頂くために働いています。
Valueとは価値です。
Value=品質÷コストです。
より良いものをより安くの考えです。
お客さまは、数ある会社や商品の中から、1社を選択されます。
その時の判断基準は、その会社や商品に価値があるかどうかです。
また私たちは報酬を頂くために働いています。
その報酬は付加価値と言います。
商品を売った場合の粗利益や手数料などは付加価値です。
従って付加価値を稼ぐ事が働くという事です。
当社は付加価値を稼ぎ、お客さまには、Valueの高い商品や業務を手に入れて頂きます。
お客様が、どんな価値を手に入れたいのか? 当社が提供できる価値は何か?を追求しましょう。
Valueや付加価値を高くすることが出来れば、それをいかに周知するかで成果は変わります。


27-2基本を知っている

私は高校生の時、魚屋さんでバイトをしましたが、商品には名札がついていて、閉店1時間前になると2割引や半額の札を大将が差していきます。
お客様は値札をみれば値段はわかりますし、私はお客様から値段を聞かれても即答できるわけです。
バイトの私でも値段がわかるから商品を売る事が出来たわけです。
社員さん全員が当社の商品の価格や説明ができる。
広告されている物件の問い合わせに答えられる。
資金計画書をつくれる。
契約や決済で準備しなければならないものを説明できる。
お客様からすれば勤続年数や上司や部下は関係ありません。
全員がプロなのです。
プロの名に恥じぬように、知らなければならない「基本」は最低限知っていなければいけません。
「解りません」「知りません」という言葉がいかに恥ずかしいかを肝に銘じて毎日学び続けましょう。


28-1チームワーク

チームは「組織」ワークは「仕事」です。
サッカーの試合をイメージしてください。
メンバーは優勝や勝利することを夢見て集まります。
監督は選手の能力を判断しポジションや戦略を練ります。
キャプテンは選手の信頼関係を深めて、チーム全体のモチベーションを高めます。
選手はひとつのボールをゴールへシュートすることを願って、協力し合います。
敵のチームも必死になって、パスやドリブルを妨害し、得点を入れる為に必要なボールを手に入れようとします。
そこをチームはゴールする為に、一丸となりボールを追いかけます。
仕事も同じです。一人でやりきることが良い事ではありません。
3人の営業マンが3件ずつ契約し、9件契約したとします。
チームワークを発揮して、3人が協力して12件の契約をする。
それがチームワークを発揮した証です。
チームで成果をあげる為に私たちは会社という組織に所属しているのです。


28-2Core competency

コアコンピタンスとは
「他社には提供できないような利益をお客さまにもたらす事ができる自社内部に秘められた独自のスキル・ノウハウ・技術・能力・実力・企業力」
と定義づけられています。
どんな会社も色んな人・モノ・金・情報など経営資源を持っています。
それは千差万別ですね。
また経営資源をどのように使うかも千差万別です。
経営資源の選択と集中が強みを生みます。
皆さん一人一人が身に付けている能力が、メイクスの一番の経営資源です。
それを充分発揮すれば、他社には真似のできない卓越した強みを、システム化する事は簡単なのです。
皆さんの個人の強みを自分自身が把握し強化して、会社の仕事に役立ててください。
どんな会社でも、他社と比較して、強みを持っています。その強みを更に強化しPRしましょう。


29-1権限と責任

会社において役職にあるものは「権限と責任]を負い、その力と重さは同等です。
代表取締役は会社おける[全ての責任]を負います。
「任せていた」「知らなかった」という言い訳は通用しません。
当社は私が個人保証している訳ですから、会社の崩壊は個人の崩壊を意味します。
社長は全社員さんに、会社で起こっている全ての事を指示し、掌握する権限と責任を有するのです。
当社の副社長]は、社長と生計をともにしている為、同等の責任を負います。
「皆さんが必ずやる!」と約束した目標を「与えられた権限」を行使し「達成する責任」を負います。
皆さんがお客様に「やります!」と約束した業務は会社として業務遂行責任を負います。
皆さんが業務遂行責任を果たす為には、社長を含む全ての社員を駆使して実行する権限を持ちます。
自ら責任感を持って、業務に取り組むことが、会社での地位や権限を手に入れる事になるのです。


29-2説明責任

「説明責任」という言葉を耳にされる事が多いと思います。
「説明できない」という事は、一般に自分の都合の良い事を言っている。
嘘をついていると判断されます。
ですから、人は「納得」がいかない場合に「説明責任」を追及するのです。
しかし、それを果たす為にはその能力が必要であり、そのスキルの高い方が評価されます。
ディベートの手法を使うと、説得力が非常に向上します。
第三者を「納得」させる為には
「主張」
「証拠」
「論拠」の3つが必要です。
「この商品が良い」と「主張」する時、その良さを裏付けるデーターなどの「証拠」を用意しなければいけません。
証拠はエビデンスとも言います。
そのエビデンスを使って、このような「論拠」で商品が良いという理由を説明します。
カタログも、裁判も、国会答弁もそのように主張・証拠・論拠がしっかりしている場合は説得力があります


30コンプライアンス

コンプライアンスとは「法令遵守」です。
不動産会社は契約書を作成します。
そして私達もお客様も、その約束事を守るという事が大切なのです。
その役割を果たす私達が、法令や約束事を軽んじてはいけません。
具体的には、誘導看板を公共の電柱等に設置する事は、条例違反です。
私文書を作成する事も多い為、有印私文書偽造にあたらぬように気を付けて下さい。
道路交通法違反(シートベルト・駐禁・運転中の携帯電話通話・飲酒運転等)や事故にも細心の注意が必要です。
TVや新聞で皆さんもご存じだと思いますが、法令違反はそれだけで社会的地位や信用を失います。
そして会社を倒産に追い込むのです。
コンプライアンスを守るという事は、最低限の事である事を肝に銘じて、仕事に取り組んでください。


31-1会社を卒業する

自信がない。
人間関係が上手くいかない。
仕事が面白くない。
こんな理由で辞める方にはがっかりします。
結婚する。
子供ができた。
病気になった。
仕方ない理由もあります。
会社を去る人にはいろんな理由がありますが、私にとっては失恋であり、家族を失う気持ちになります。
暖簾わけ、定年という嬉しい場合もあります。
こういう人を私は「卒業」と言います。
今まで良くやってくれた!ありがとう!これからもよろしく!といえる関係でありたいと思います。
会社を辞めてからも、互いに協力できるパートナーであり、友達です。


31‐2メイクスは家族

皆さんの面接や入社の時熱い思いを忘れません。
「メイクスの一員になりたい!」
「入ってこんな人になりたい!」
「こんな仕事がしたい!」
メイクスの事大好き、社長の事大好きと言って頂いたと思っています。
私にとって社員さんは家族です。
いっしょにいる時間も家族より長いと思います。
社員の皆さんの成長はそのままメイクスの成長となります。
メイクスの成長・発展・永続の為に全スタッフが一丸となり頑張りましょう!

ご精読ありがとうございました。