あなたのお住まいの地区にはどんな危険がありますか?
ここ数年全国的にいろんな災害が多発していますね。地震・大雨・台風などいつどこで大きな災害が起こっても不思議ではない時代になりました。自然現象ですから当然昔からありますが地球温暖化や地殻変動の活発化などの影響でしょうか「50年に一度の●●」とか「これまで経験したことのない●●」などの報道も珍しくなくなりました。
宇治市のある京都府南部でも2018年は大阪北部地震や2つの強烈な台風の直撃があり、未だに屋根などの修理が追いつかない建物も多く残っています。
引っ越しで宇治に転入された方も、昔からお住まいの方も、自分が住んでいる地域や職場のある地域にどの様な危険があるかご存じですか?
なんとなく大雨が降るとここが冠水するとか、宇治川が氾濫したら多分こうなるとか、ここは山手だから大丈夫など、ある程度は地形や過去の経験から認識されていると思いますが、どこでどの様な災害が起こるかをきちんと把握しておくことはこれからの時代はとても大切ですね。
京都府では平成28年8月に「災害からの安全な京都づくり条例」が施行され、我々不動産業者にも不動産を購入したり借りたりするお客様に、その物件の所在地に想定されている危険を告知することが義務づけられました。いわゆるハザードマップです。
「あなたの住もうとしている場所にはこんな危険がありますよ」と認識してもらい防災意識を高めようということです。
その主な内容としては
●洪水浸水想定区域 近隣河川が氾濫した場合の浸水区域と深さ
●家屋倒壊等氾濫想定区域 洪水時に氾濫流や河岸浸食により家屋の倒壊が予想される区域
●雨水出水(内水氾濫) 集中豪雨などの大雨で浸水する区域(過去の浸水実績)
●ため池決壊浸水想定区域
●震度分布及び液状化危険度予測(活断層による地震及び南海トラフによる地震)
●土砂災害警戒区域等
その他(京都府南部にはあまり縁がありませんが)
●高潮浸水実績 ●津波浸水想定区域 ●津波災害警戒区域 などがあります。
各市町村でそれぞれに防災に関したマップなどが作られていますが、京都府が運営している「京都府マルチハザード情報提供システム」という便利で見やすいサイトがあります。
これはなかなか優れものです。以下にご案内しますので是非一度ご覧下さい。
インストール不要で操作も簡単、様々な情報にアクセス可能で作図や印刷も出来ます。
地理や地図に興味がある方にはたまりませんよ。
京都府マルチハザード情報提供システム
multi-hazard-map.pref.kyoto.jp/
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