宇治市でのびのび子育てしてみませんか③ 神社へ行ってみようⅠ

子どもころ、近くの神社へよく出かけていきました。神社で行われるお祭りでは長い参道に連なって出る出店、大晦日に振る舞われる豚汁など私にとって神社はとても身近なものでした。今でも参道に咲き誇る、春は桜、5月はツツジの美しさ、そして静かな中にも温かさを感じ守られているような感覚を思いだします。
今の子どもたちにとって神社はどのような存在でしょうか。ゲームやテーマパーク、大型スーパー・様々なテレビ番組・・楽しみがたくさんありわざわざ神社へ遊びに行くという事も少なくなってきている事でしょう。大きなお祭りも年々減少してきているように感じます。
宇治にはたくさんの歴史のある神社があります。今回は「宇治神社」をご紹介したいと思います。

宇治神社(京都府宇治市)は、世界遺産「宇治上神社」と元々一つだった神社です。分離される明治以前は、宇治神社を「下社」・「若宮」、宇治上神社を「上社」・「本宮」と読んでいました。また、両社を合わせて「宇治離宮明神」(八幡宮)と称しました。
お祭りしている神様も同じ「菟道稚郎子命」(うじのわきいらつこのみこと)で、ご利益も学業成就・合格祈願と重なります。
学業成就・合格祈願とはまさにお子さんとお出かけになるのはうってつけですね。華美な神社ではないのですが、人も多くなくゆったりとした空気が流れています。
そして宇治神社境内のあちこちに、後ろを振り向くポーズをきめた「みかえり兎」が見られるのは、御祭神とうさぎにまつわる古伝によるものです。
道に迷う菟道稚郎子命をうさぎが何度も振り返って案内した伝説があり、宇治神社では「うさぎは神様のお使い」とされています。
ちなみに、かつてこの地は「菟道」と書いて「うじ」と呼んでいました。これが地名の由来になったという説もあります。
お子さんとあちこちにある、うさぎを探すのも楽しいですね。

宇治神社 概要は下記の通りです。
http://uji-jinja.com/
住所:京都府宇治市宇治山田1
電話:0774(21)3041
駐車場:1日700円(35台)
拝観時間:境内自由
JR奈良線「宇治駅」下車、徒歩約15分
京阪宇治線「宇治駅」現社、徒歩約10分

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