JR宇治駅から歩いて数分にある県神社。なのに、意外と知られていません。歴史的にも貴重な神社ですが、普段はひっそりしています。そこで毎年行われるのが県祭り(あがたまつり)です。
毎年6月5日から翌6日にかけて行われ、深夜に沿道の灯火を全て消して暗闇の中を梵天渡御が行われることから、別名「暗夜の奇祭」などと呼ばれており、宇治を代表するお祭のひとつです。
京都府宇治市の最大の祭りであるあがた祭は全国から例年12万人前後の人々が訪れます。
祭りの楽しみ方としては二通りあり、一つは駅前のあがた通り、本町通り、新町通り周辺で出店する500店あまりの露店で祭りの雰囲気を楽しむ方法。お子さん、若者たちの憩いの場です。
もう一つは本来の「暗闇の奇祭」を楽しむことです。
露店は昼の12時ごろから始まり、22時で終了します。その間交通規制も敷かれますが、露店を楽しんだら電車がなくなることもあり本来の祭りはあまり興味なく帰る人が多いです。祭りを本命に見に来た方や、地元の方が大勢になります。
本来の祭りである神事は、23時から奉賛会(神輿の担ぎ手)の梵天渡御が始まり勇壮なぶんまわしが行われます。お神輿の通過する間、家々の明かりが消されると言われています。お祭りと言えば、明るく華やかなイメージ。明かりを消すお祭りとは一味違った感覚を味わえますね。
境内を出るまでは撮影禁止、鳥居を出てぶんまわしが始まった途端フラッシュの嵐です。
(私も宇治に住んでいて、あがた祭りにも行きましたが、本来の祭りがこのように行われていたことは今回初めて知りました)暗闇の奇祭といえどカメラのフラッシュで昼間のように明るくなります。幻想的な雰囲気を味わうことができると思います。
宇治市にお住まいの方も、近隣にお住いの方も、夜店の雰囲気だけでも体験してみてはいかがでしょうか?(更なる経験を希望、夜更かしも可能であれば、神事まで参加されてみてはいかがでしょうか?)当日は、近隣交通規制が敷かれます。当日は、電車でお越しください。
県祭安全対策推進協議会(宇治市観光協会内)
電話:0774-23-3334
https://www.city.uji.kyoto.jp/0000005981.html