~どのような地域・環境で小学校時代を過ごすのか~
小学校の休み時間の風景を想像してみて下さい。
大勢の子供達が、チャイムと同時に廊下へ出る。また、校庭から友達と共に賑やかな笑い声をたてながら教室へと舞い戻ってくる。乾いた喉を潤すのに、コップを水道の蛇口へと差し出す。
すると、沸かしたてのような少し熱めのお茶がコップへと注がれる。
宇治の小学校では、ごく当たり前の光景です。お茶の産地といわれる宇治ならではの光景ではないでしょうか。
小倉小学校はそのような宇治市で4番目の学校として、1873年(明治6年)10月15日、2学級で開校された140年程の歴史のある小学校です。
府道69号線沿いにある桜の木を眺めながら坂道を上り詰めたところに校門があり、小倉小学校の隣には宇治市立小倉双葉保育所、校門をくぐると校舎の隣には社会福祉法人小倉明星園という名の建物があります。
少し特徴のある小倉小学校は学校区も広く、伊勢田町(北山・大谷の一部)、宇治(蔭山・御廟・半白・天神・米阪の一部)、小倉町(老ノ木・奥畑・久保・寺内・天王・中畑・西畑・東山の全部及び西山・神楽田・春日森の一部)、南陵町(全域)、羽拍子町(一部地域)、開町(一部地域)の地区の学区です。
少子化と言われるこの時代に、1学年平均4クラスで構成される程の生徒数です。全校児童数は約730名 男子約380名 女子350名、27学級もあり、うち3学級は特別支援学級です。宇治市の中でも生徒数も多く、学校行事はとても賑やかです。同世代の大勢の子供達と、横の繋がり、縦の繋がりが持てる6年間を過ごせる事は心身共に成長できます。
広い地域から大勢の生徒が通っている小倉小学校は、『すこやか小倉っ子』をスローガンに、
・何事にも責任を持って、すすんでやり抜く子
・生命を大切にし、こころも体も元気な子
・自分も友達も大切にするやさしい子
・自ら学び、自らかんがえ、表現できる子
という教育方針を掲げて、小倉小学校・北小倉小学校・北宇治中学校と連携し、小中一貫教育を進めています。
小1プロブレム・中1プログレムという事がいわれている昨今、未就園児から幼稚園・保育園への橋渡しが重要とされると同時に、小学校から中学校への促し方がスムーズに入学時の学校生活が始められる大事な要素なので、小学校時代に地域の中学校の教科の先生に教えて頂ける環境は、親にとっては有難いことです。
でも、親にとって良い環境ばかりではありません。小倉小学校では、宇治市でも珍しく、保護者会の役員選出の際に選挙の形を取っています。保護者は毎年少しばかりの期間、ドキドキして過ごす事になります。『選ぶ方は期待を込めて、選ばれる方は責任を持って』がいきているので、保護者会活動において『保護者同士が、お互い出来る範囲で活動していく』という、良くも悪くも昔ながらの保護者活動の匂いが残っており、親自身も『親の在り方』学ぶことができます。
子供達も保護者会活動に触れ、自分と親と先生のかかわり方をみて、年に一回開催される地域の方々も招き入れる学校行事の「小倉小祭り」等のイベントにも生かされています。
また、校舎横にある小倉明星園という名の建物は平成7年に4月に日本で初めて小学校の空き教室を転用した高齢者施設・デイサービスセンターです。子供達にとって、学校生活のなかで祖父母世代の方々との交流ができ、学校の先生方も知らない事が学べます。デイサービスに通われている方々にとっても小さな子供達とのふれ合いはちょっとした癒しなのではないでしょうか。
住んでいる地域で通う小学校が決まるのがまだ多数派な時代の中で、何に重きを置いて子育てをするのかは千差万別だと思います。ただ、通っている公立小学校で進学する公立中学校が決まるので、自分自身が住んでいる小学校学区の事を知る事は、子育てはもちろん『親育ち』にも繋がっていく事でしょう。
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